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無防備だけど忘れられない子どもの遊びは時代とともに変化する?

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「小学生の生活・学習・人間関係等に関する調査」から

この頃の子どもたちは何をして遊んでいるのだろうかということを、知りたくなって少し調べてみました

小学生の全学年の結果は

1位「公園の遊具(ブランコなど)」(37.0%)
2位「おにごっこ」(29.8%)
3位「水遊び」(22.4%)
4位「サッカー」(21.6%)
5位以下が「自転車で遠乗り」(19%)、「なわとび」(18.8%)、「かくれんぼ」(16.2%)、「雪遊び」(14.8%)と続く。

時代は変化しているというけれど、50年前の私たちの子ども時代とそう大きくは変化していないのではないかという印象でした。当時は放課後に一旦は自宅に戻り、ランドセルを放り投げた状態で再び学校のグランドに集合していました。塾なども地域の友だちの溜まり場のような感じで、エネルギーが爆発しそうな雰囲気でした。

公園は誰のもの?

自宅の近くに公園があります。
真夏や真冬は閑散とした状態ですが、空調いらずの季節には幼稚園児とその親、小学生、中学生が何かして遊んでいます。遊具がたくさんある公園ではないのですが、自転車の駐輪場のようになっています。窓を開けると声が聞こえてきそうなくらい躍動しています。

午前中は高齢者の方々が集っておられますが、夕方からは子どもたちの社交の場に変化しているようです。振り返ってみるとこの小学生の頃の時代が最も遊びにたけていた感じがします。今のように自由になるお金はないので創意工夫しながら過ごしていました。塾があるビルの階段下には「秘密基地」を作り、休息が取れるように座布団などの生活雑貨を各自提供し共有していました。今の時代であれば早期に撤去されてしまうところですが、私たちはそこで2〜3年滞在することができていました。

安全が確保されるのであれば、子どもしか加入できない世界があっても良いと感じてしまいます。
今では地域で見守る大人の時間が、職場やその他の用事に吸収されているのかもしれません。知らないふりをして優しい眼差しを子どもたちの居場所に降り注ぐ余裕もありません。きっと。

就職をして役に立つのは、小学生時代の男女入り混じった「遊び」の経験です。
どこで、誰が、何をした時に、どうするか、手助けするか、やめろと止めてしまうか、うまくいったり、失敗したり、喧嘩したり・・・
社会人になって協働する時、役に立つのはそんな「無防備な遊びの経験」だったかもしれませんね。

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