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就学前の子どもたちと過ごす中で勉強しておきたいこと
この頃、地域で出会う2歳に満たない1歳後半の子どもたちの姿に驚いてしまう自分がありました。
ある子は愛犬を連れて散歩をしている時に、「わんわん、かわいい」と感情を込めて二語文を流暢に話していました。また違う日には公園で、親子で「鬼ごっこ」を楽しんでいる。「そんな感じだったかな〜?」と一瞬、半信半疑になってしまうことさえありました。
保育の現場でみられる3歳児の姿を思い出してみよう
3歳〜3歳6か月頃
- 意図的に線や丸を描くようになる
- 左右の手で別々の動きがゆっくりできるようになる
- 自分の姓と名前を言う
- 大小、上下の区別がつくようになる
- 数に興味を持つようになり、1・2・3と暗誦することもある
- 自分の性別がわかる
- 自己主張はするが、お手伝いを喜んでする側面がある
- 大人に仲介されながら、友だちの話を聞こうとする
- ルールのある集団遊びをする
- 身の回りの支度を自分でしようとする
- 見たて遊びをする
3歳6か月〜4歳頃
- 顔を描くようになり、頭から手足が出る「頭足人」で表現する
- ハサミで直線に沿って切り抜く
- 左右の手を交互に開閉することが少しできる
- 大きなボタンを留める
- 片足ケンケン、自転車こぎ、スキップに挑戦し始める
- 数の概念の理解が進み、3個の意味がわかる
- 「昨日」「明日」「あとで」や赤・青・黄・緑がわかるようになる
- 記憶力が進み「明日、〜して、〜に行く」というような未来の話や長い話をする
- 絵本や歌詞の言葉を繰り返したりする
- 「だって、〜だもん」というように、自分の気持ちを説明するようになる
- 順番を守ったり、分け合ったりする
- 友だちと関わりながら、自分たちで役割を決めて遊ぶようになる
- イメージや言葉や行動、創作活動などで見立てて表現する
やってみたい、身体を使った遊びについて
音楽やリズムに合わせて、ケンケンやギャロップなど左右で違う動作をする
ジャングルジム、ブランコ、シーソーなどの固定遊具で遊ぶ
階段上り下り、室内遊具やマット運動、ボール転がし等で全身を使う遊びを行う
三輪車遊びや、とび箱タンバリン、片足ケンケン、ツーステップ、ボールけり等、手足を同時に働かせる遊びをする
大竹節子・塩谷香 監修「改訂版 0〜5歳児の発達と保育と環境がわかる本」2012. ひかりのくに.
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